株主・投資家の皆さまへ

代表取締役社長 森 毅
代表取締役社長 森 毅より
株主・投資家の皆さまへのメッセージ

株主の皆様におかれましては、平素より格別なご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2023年3月期は、新築分譲マンション2物件「サンウッド瀬田一丁目」と「サンウッドウエリス品川御殿山」が計画より短期間で完売し、全戸引渡しを完了いたしました。また、新築一棟収益物件「WHARFシリーズ」6物件においても、計画を上回る水準で販売できたことで、今期の不動産開発事業のセグメント利益は昨年度の2.4倍となりました。このように都心部の新築物件購入ニーズは継続して高い水準となっております。
一方で、不動産再生事業は、2022年3月期に保有不動産を売却した反動で減収となりました。しかし、不動産再生事業の主軸である投資開発事業(中古収益不動産の再生事業)は大きく増収・増益となっており、不動産再生事業に対する市場の期待の高まりが感じられます。
この結果、売上高は193億7千万円、営業利益19億5千万円、当期純利益11億5千万円を計上し、当期純利益は創業来最高益を達成いたしました。

2024年3月期は、新築分譲マンション3物件「サンウッド元代々木町」、「サンウッドフラッツ神田神保町」、「ザ・パークハウス本厚木」の竣工引渡しに加え、新築一棟収益物件「WHARF六本木」、「WHARF板橋本町」、「WHARF蒲田west」、「WHARF大井町west」、「WHARF駒込」の販売を予定しており、売上高195億円、営業利益12億9千万円、当期純利益6億9千万円を計画しております。

当社は昨年、2023年3月期を初年度とする新たな中期経営計画を策定しました。以前から取り組んでまいりました企業体質の改善、商品アイテムの拡大、仕入方法の多様化の成果が表れ、2023年3月期は中期経営計画の当該年度目標を大きく上回る業績を達成することができ、2024年3月期も中期経営計画を上回る業績を見込んでおります。今後も中核事業の強化、収益構造の改善・最適化、強固な経営基盤の整備を推し進めることで、中期経営計画の達成に向け邁進してまいります。

原材料価格の上昇等を原因とした建築費の高騰、収束の見えないウクライナ情勢、円安やインフレーションに起因する金融政策の変化、緊張の高まる台湾情勢など、先行き不透明な外部環境が継続する状況ですが、中期経営計画で「中長期の取り組み」として掲げました「総合不動産企業への挑戦」、「サステナビリティへの取り組み」に加え、新規事業として不動産ファンド事業への参画を行うことで、企業価値の向上を目指してまいります。

今後も温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
森 毅
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