中期経営計画

2021年9月現在、当社は事業の安定化を最優先課題としており、中期経営計画を公表しておりません。
当ページにおいては、過去の事業展開と当面の経営戦略を記載しております。

当面の経営目標

当社は、マンション分譲事業を主要事業としておりますが、マンションデベロッパーとしては売上規模が比較的小さいこともあり、各物件の個別の状況に応じて売上高・利益が上下動しやすい傾向があります。しかしながら安定経営を目指すことが、当社のマンションを購入されたお客さまのみならず、多くのステークホルダーにとっても望ましい姿であると考えております。
当面の安定経営の目途となる売上高、営業利益を以下のとおりと定め、当該目標を安定的に計上できる体制の構築を目指します。

売上高 150億円(2014年3月期(目標公表時)=88億円)
営業利益 10億円(2014年3月期(目標公表時)=3億円)

以下、過去の歩みと今後の拡大戦略についてご説明いたします。

創業期の事業展開(1997年~2008年)

当社は1997年の創業以来、都心部の高品質なマンションを中心とした事業展開を図ってまいりました。森ビル株式会社との業務資本提携の効果も発揮し、港区を中心とした都心部の高品質マンション事業者として認知度を高めてまいりました。

1999年11月竣工の、イギリスの著名デザイナー、テレンスコンラン卿率いるコンラン&パートナーズによる重厚かつモダンな外観が特徴の「フォレストテラス松濤」は、森ビル株式会社との初の共同事業で、現在でも当社を代表する物件の一つです。

2008年4月竣工の「赤坂タワーレジデンス」は当社を代表するマンションとして、大成功を収めることができました。この結果、2009年3月期は売上高230億円、営業利益27億円(連結)の過去最高の売上利益を達成することができました。

赤坂タワーレジデンス Top of the Hill

(写真は赤坂タワーレジデンス)

リーマンショック前後(2008年~2011年)

2008年のリーマンショックは不動産業界に深刻なダメージをもたらしました。
当社でも、不動産市況の悪化を想定して、保有資産の早期売却に踏み切り、資産・負債の圧縮を進めました。事業用地の早期売却によって、将来の業績進展を見通せないという大きなリスクをとりましたが、早めの対応によってダメージを最小限に抑え、大きな試練を乗り越えることができました。

新経営体制へ

2011年10月に多様化する都市部のマンション需要に対応し、経営体制の若返りを図るため、当社創業者中島正章氏に変わり、佐々木義実が社長に就任いたしました。
また、2012年7月には当社創業時から資本的関係があった森ビル株式会社ならびに故森稔氏が保有する株式が売却され資本関係が解消されました。業務面での協力関係は継続しておりますが、森ビル株式会社のグループ企業ではなく、独立企業として歩むこととなりました。
*森ビルグループは売却前の2012年3月末時点で20.7%(故森稔氏個人保有分含む)を保有する当社大株主でありました。

2014年5月公表の経営目標

2014年5月に事業の安定化を目的とした中期の経営目標を定めました。当面の安定経営の目途となる売上高、営業利益を以下のとおりと定め、当該目標を安定的に計上できる体制の構築を目指しました。

売上高 150億円(2014年3月期(目標公表時)=88億円)
営業利益 10億円(2014年3月期(目標公表時)=3億円)

その骨子は以下の通りです。

当社は創業以来、新築分譲マンションを核とする不動産開発事業での事業展開を図ってまいりました。今後も「都心部のハイエンド物件」を事業の中心として継続し、多様化した都市住宅のニーズに応えるべく「都心部のコンパクト物件」、「郊外型のコンセプト物件」を組み合わせて事業拡大をしていきます。
創業期から手掛ける「都心部ハイエンド物件」は、ハイエンドにふさわしい立地、住み心地、使い心地を追求した物件です。従来のサンウッドポリシーを踏襲し、付加価値を追求することで住まいの品質を重視する富裕層の皆さまに訴求して参ります。

閑静で緑豊かな邸宅地の低層住宅街に佇む「サンウッド松濤」、白金という都心を舞台に建築アドバイザーとしてフランス人建築家リシャール・ブリア氏を招聘した「サンウッド白金三光坂」などは、当社を代表する都心部ハイエンド物件です。

一方、「都心部コンパクト物件」は、多様化する都市在住者のニーズに合わせ、利便性を追求した物件です。都市生活をエンジョイするDinks向けを中心に時代を先取りした新しい形の上質な住まいを提供して参ります。
当社分譲第1号物件となった「サンウッド赤坂フラッツ」、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏とのコラボレーションにより誕生した「ファーロ南青山」などは、都心在住者のニーズを的確に捉えた代表的な都心部コンパクト物件です。

また近年では、子育てを終えたシニア世代が都心部コンパクト物件に住み替える動きも加速しており、こういった顧客層も積極的に取り込んでいます。

また、「郊外型コンセプト物件」は、サンウッドの提案する上質な住まいを郊外で展開した物件です。都心部の高品質マンションで培った高品質物件ノウハウをパッケージ化して市場に合致した価格で販売していきます。2012年11月竣工の「サンウッド吉祥寺フラッツ」は大変好評のうちに早期完売となり、当社の目指す高品質な住まいが郊外型コンセプト物件として顧客に受け入れられることを示しました。

タカラレーベンとの業務資本提携

上記の戦略をより強固なものとすべく、2013年11月に 株式会社タカラレーベン と業務資本提携契約を締結しました。同社は首都圏郊外を中心とした一次取得層向けに強みを持つマンションデベロッパーです。同社との間で用地情報、商品企画、マーケティングにおける情報交換だけでなく共同の事業開発を行っています。
2021年9月現在、株式会社タカラレーベンが、当社議決権の21.31%を保有する筆頭株主であり、同社の持分法適用会社となっています。

タカラレーベンとの業務資本提携

経営目標の進捗状況

2014年以降、上記戦略に沿った形での新築分譲マンション事業での拡大を試み、当社は順調に業績を拡大しています。
「都心部のハイエンド物件」は、高い品質を維持できる物件を厳選し、年間1物件程度の供給を継続し、「サンウッド青山」、「サンウッド広尾」など、お客さまから高い評価を頂いております。
「都心部のコンパクト物件」は、都心居住熱を追い風に順調に拡大しています。地権者との等価交換を行い都心らしい好立地に供給した「サンウッド東日本橋フラッツ」、人気の中央線沿線の駅近で供給した「サンウッド阿佐ヶ谷」など、快適な都市生活を過ごしたいというお客さまのニーズをとらえた物件を供給しています。
一方で、「郊外型のコンセプト物件」は、2017年9月竣工の「ガーデンコート多摩センター」が大変好評のうちに完売しました。また株式会社タカラレーベンとの共同事業を複数企画したものの、当社のコンセプトにあう土地仕入が困難を極め、事業の拡大に至ることができませんでした。
一方で新築分譲マンションの供給に加えて、当社の強みである都心好立地での土地情報を活かし、新築分譲マンション以外の用途に適した土地を積極的に活用する方針に切り替えました。その中でも商業ビル(WHARFシリーズ)は、都心好立地での供給が注目を集め、販売が好調に推移しています。

この結果、従来主力だった新築分譲マンションだけでなく、商業ビル(WHARFシリーズ)、一棟賃貸マンション等をバランスよく供給し、総合不動産業の方向で業績の拡大につなげています。

これらの事業展開によって2021年3月期において、
売上高 144億円
営業利益 8.5億円

を計上し、2014年公表の経営目標に近い結果を出すことができました。

今後も継続的に売上高150億円、営業利益10億円を計上できる体制の構築を目指します。

loading...