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日本が誇るいちごの魅力 品種改良でおいしさ世界一へ

Vol.65 / 2017, 03

春先に旬を迎えるフルーツといえば、いちご。日本はいちご生果の消費量で世界一といわれ、品種改良と栽培技術の面でもトップレベルとなっていることをご存じでしたか?さらに21世紀に入ってから次々と個性的な新品種が発表され、いちごの世界は“品種の戦国時代”といわれます。意外ないちごのトリビアから、ホテルの人気のストロベリービュッフェまで、この春いちごをもっと好きになる情報をお伝えします。

SUNWOOD CLUB MAIL MAGAZINE Vol.65

知っているようで知らない、いちごのトリビア

[トリビア1]日本のいちごは新宿生まれ

日本のいちごの父、福羽逸人博士

日本のいちごの父、福羽逸人博士

平安時代の「イチゴ」とは、キイチゴやヘビイチゴのような野生のものを指していました。ヨーロッパからアジアにかけて広く分布していましたが、現在の食用いちごの祖先は、南米原産のチリ種と北米原産のバージニア種を18世紀にオランダで交配させたものです。江戸時代末期に長崎から日本に伝えられた当初は「オランダいちご」と呼ばれて、観賞用程度にしか普及しなかったようです。

明治時代になると、日本でも農産物としてのいちご品種の開発が始まりました。国産いちごの第1号が生まれたのは、1898(明治31)年、現在の新宿御苑内に設けられていた皇室の栽培試験場「新宿植物御苑」です。指揮をとった農学博士の名前から「福羽」と名付けられ、以後、静岡県の石垣栽培を中心に高級いちごとして長く君臨しました。現在の「あまおう」「とよのか」「とちおとめ」など人気のいちご品種の多くは、新宿御苑で生まれた「福羽」がルーツとなっています。

参考リンク:一般財団法人国民公園協会 新宿御苑 日本で最初にイチゴが生まれた場所は?

[トリビア2]いちごってホントは果物じゃない?!

いちご狩りに行ったことのある人はご承知と思いますが、いちごは木になっている果樹ではありませんね。なので、分類としては野菜の仲間で「果菜類」といいます。

さらにいえば、植物学上はいちごは「果実」でもありません。一般的に種と思われている表面のツブツブが「果実」で、赤く色づいて食用となるのは「花托(かたく)」とよばれるめしべの土台部分です。

ちなみに、ツブツブのひとつひとつが花なので、受粉しないと花托は膨らみません。商品にならない、いびつないちごになってしまうため、産地ではビニールハウス内にミツバチを離して人工的に受粉させています。いちごの苗鉢を買ってきて窓辺やベランダなどで育てても「うまく実がならない」と失敗する理由は、虫がいなくて受粉ができていないから。花が咲いたら中心のおしべとめしべの部分をささっと、綿棒や筆などで撫でて授粉させてやると、ちゃんといちごが膨らみますよ。

受粉中のミツバチ

コラム:おいしい食べ方

いちご

「とちおとめ」以降の品種は、どれも甘みが強いのが特徴。しばらく前「女峰」が主役だった頃は、いちごに練乳をかける食べ方が盛んに行われていましたが、最近はいちご自体の糖度が増しているので、そのまま食べてもおいしいはず。いちごは先の尖った先端の方に甘さが凝縮しているので、いちごをほおばるときはへたの方から口に入れ、甘さを感じやすい舌先で、いちごの先端を味わうようにすると、よりおいしく感じられますよ。

またきれいな円錐形に比べると、見た目でちょっと見劣りがするような「くさび型」のいちごも捨てたものではありません。先端部が広いとうことは甘い部分も多いということ。いわばおトクないちごなんですよ。

<スポット情報>
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店舗情報ウェスティンホテル東京 インターナショナルブッフェレストラン ザ・テラス

目黒区三田1-4-1ウェスティンホテル東京1F「ザ・テラス」
時間/平日限定15:00~17:00
料金/お一人様3,700円(税・サ別)、4歳~12歳のお子様は1,850円
TEL/03-5423-7778

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