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あなたのランニングフォームは体に負担をかけていませんか

Vol.52 / 2016, 02

ランニングをされている方やマラソン大会に参加されている方は多いかと思いますが、「タイムが速くならない。」や「走っている最中に腰や足が痛くなる。」と言ったランニングに関する様々な疑問をお持ちではありませんか。そんな走り方の疑問を解決してくれるミズノランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」を体験しに「エスポートミズノ」にお伺いしました。

SUNWOOD CLUB MAIL MAGAZINE Vol.52
エスポート「F.O.R.M.」支配人  西岡 勝義さん
お話しを伺った方

ミズノスポーツサービス株式会社
エスポート「F.O.R.M.」支配人
西岡 勝義さん

ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」は、フルマラソンを最後まで効率よく早く走る方法を診断してくれるシステムです。計測方法は、モーションキャプチャーを利用して5分程度走っていただき、録画した動画と診断表から個人ごとの問題点と効率よくなる走り方について診断します。 ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」は、ミズノ直営店舗など全国計6箇所で常設しており、協賛するマラソン大会でも出張計測を開催しています。

【ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」紹介編】

ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」体験中の様子

マラソン歴4年でSUB4を目指すサンウッドクラブ著者の私が「F.O.R.M.」診断をしました。
私は、健康維持のために4年前に自宅周辺でジョギングをはじめ、最近では毎朝5kmのランニングを日課にしています。とは言っても、まだまだアスリート体型ではなく、普通に太りが気になる44歳です。

私がジョギングを始めたきっかけは、元々、健康維持のためでした。お酒を飲む機会が多く、すぐに太ってしまう体質だったので、体質改善のため気楽にできる(ジムだとついついさぼりがちになってしまうので)自宅周辺をジョギングするようになりました。ジョギングは私に合っていたのか生活にリズムが出るようになりました。「翌朝、走ろう!」と思うと夜の深酒が減りました。(笑)。ランニングの良いところは努力の成果がすぐにタイムにつながることですね。この年齢になると成長を実感できることが少ないので、このモチベーションが継続につながっています。

私はフルマラソンを4回完走(ベストタイム4時間15分)していますが、SUB4の壁を破れずにいました。
30kmを過ぎてからのスタミナに課題を感じていた私は、正しいフォームで走ることで次回のフルマラソンでのタイムアップを目指せるのではないかと考えていました。

ひとくちコラム

SUB4とは?SUB3とは?

SUB3とは、フルマラソンをした際に3時間以内に完走することをいいます。SUB4とは4時間以内の完走となります。ランニングを月間で合計200km~300km以上することでSUB4を目指すことが可能になってきます。フルマラソンはオリンピック選手が2時間強ですので、SUB3はアマチュアでもトップクラスのかなり速いタイムですね。

【診断準備編】

ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」のアンケート用紙

ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」では、シューズの貸し出しを行っていますので、会社帰りや買物の途中に予約して診断を受けることも可能です。
まずは、アンケート用紙に、過去のベストタイム、マラソン歴、故障歴等を記載します。
私は両脚ふくらはぎに不安を感じており何度か肉離れを起こしていたのでこのような悩みもアンケートに記載しました。

計測にはモーションキャプチャー用の測定器具をつけます

診断はトレッドミル(スポーツジムでよくみるベルトが動くランニングマシン)で行います。
右腕3か所、右足3か所に、モーションキャプチャー用の測定器具をつけてランニングフォームを診断します

【測定編】

軽いウオーミングアップの後、5分間トレッドミルを走ります。 5分間のランニングの間は、右側2方向のカメラからランニングフォームを撮影します。 この撮影フォームをコンピュータで解析してフレームとして取り込んでいます。 イメージとしては以下のような動画で表現されます。

【診断結果】

診断結果

ランニング終了後は、撮影した映像を見ながら西岡さんから診断結果とモーションキャプチャー動画を見ながらアドバイスを受けます。私は、総合72.3点(平均は70点)とまずまずの結果でしたが、以下の点に問題が指摘されました。

一つは腕の振りです。腕が前方で振られる傾向が強く、肘が体よりも後ろに出ていないという特徴がありました。肘が体よりも後ろに振るようにすることで、さらなる前進の推進力を得られるとのことでした。

また、もう一つの問題点は、脚の蹴りが体の中心よりもやや後ろ寄りだという点です。これは腰が落ちてしまっていることに起因するそうです。腰を立てることによって重心を前に移動させ、脚の蹴りが体の中心に近づくことによって、より強い推進力を得られるとのアドバイスを受けました。

一方、良かった点は、膝の横ブレが小さいため、ケガしにくいフォームだということでした。膝の左右のブレ幅を計測した結果、ブレ幅が小さくロスの少ないフォームだということがわかりました。
これらの欠点を補整するためのサポーターや体幹トレーニングの方法等もアドバイスしてもらえます。

「ルネッサンスタワー上野池之端」

あくまでも体験者の診断結果ですので、タイムが伸びない。や目標をクリアしたい。等でお悩みの方は、ランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」で自分のランニングフォームを見直してみてはいかがでしょうか。 私は、アドバイスにあった「つま先で地面をつかむようにして走ると効率よく走れます。」という言葉に従って、日課のランニングをしてみたところ確かに今までよりタイムが短縮され、効果が実感できました。

次回のフルマラソンでは、SUB4の壁を破れるかもしれません。 これからの季節は、走るのに適した時期になりますので皆さんもどんどん走ってみてください。本当に気持ち良いですよ。

弊社分譲の「ルネッサンスタワー上野池之端」を見ながら走る不忍池の周回コースは、絶好のジョギングスポットです。

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。