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お部屋の中で緑と暮らす グリーンインテリア入門

Vol.47 / 2015, 09

お部屋に潤いと安らぎを与えてくれる観葉植物。 インテリア雑誌のように、鉢植えや観葉植物をかっこよく部屋やテラスに飾りたいけれど、大きさや手入れを考えるとどれを選んで良いかわからない。長年経つと植物が変形しながら成長し、手におえなくなる・・・・。そんな悩みはありませんか? そんなときレンタルであれば、状態や樹形の良いものにいつでも交換ができます。いまは個人宅用のグリーンリース・サービスもあり、スタイリングやプロによるメンテナンスの訪問サービスもあるので、いつも美しいグリーンを楽しむことができます。 今回は個人宅用の観葉植物レンタルサービスを手がける「LOVE GREEN」に、基本のグリーンコーディネイト術を紹介していただきました。

SUNWOOD CLUB MAIL MAGAZINE Vol.47
LOVE GREEN(ラブグリーン)吉良宗範氏
取材協力

LOVE GREEN(ラブグリーン)
吉良宗範氏

オフィスや住宅のレンタルグリーンサービスの会社、日植ガーデンの3代目。バランスの良い樹種選びや、きめ細やかなメンテナンスに定評がある。 「LOVE GREEN(ラブグリーン)」は、日植ガーデンとラグジュアリー住宅誌「モダンリビング」(ハースト婦人画報社刊)がコラボレーションして2009年にスタートした、個人宅向けの観葉植物のレンタルサービス。

インテリアとして見る「植物」のメリットとは?

どんな家でも、活用しきれないデッドスペースが生まれてしまうもの。しかしそこを補完することができたとき、思わぬ心地よい効果や、新たな部屋の魅力を発見することができるものです。 植物はそんなスペースにもってこいの助っ人です。植物で部屋いっぱいにするのではなく、いくつか点在させることで、ほど良く緑を感じられる空間に生まれ変わります。

たとえば、LDKがひとつながりになった広い空間では、家具はどれも背が低く、コーディネイトのバランスをとるのが難しいときがあるでしょう。そういうときこそグリーンで目線の高さをつくりだすのがおすすめです。アートやフロアスタンドなども目線の高さでポイントになりますが、植物はインテリアのスタイルを選びすぎず、空間のアクセントとして非常に優秀なのです。

グリーンの基本コーディネイト「3つのポイント」

ポイント1:コージーコーナーに置く

グリーンの基本コーディネイト ポイント1:コージーコーナーに置く

まずは、グリーンを使って"シーンを演出する"ということを試みます。 パーソナルソファや、フロアランプなどを置くコージー(憩いの)コーナーは、日常生活においてインテリアの奥行きを感じさせてくれるスペースです。そこにもうひと味プラスしてみましょう。 背の高いグリーンを傍に置いてみるとインテリアの密度が増し、そこで過ごす自分自身も木陰にいるような気持ちよさがあります。

ポイント2:動線に気を配る

グリーンの基本コーディネイト ポイント2:動線に気を配る

どこにでもグリーンを取り入れればいいということではありません。 生活するうえで邪魔になってしまうような場所を避けることはもちろん、写真のようなちょっとした空きスペースを活かしたいときは、鉢の形を工夫しましょう! 円錐形の鉢を選べば、角がある鉢よりもスムーズな動線が確保できます。小さなことのようですが、毎日のことなので意外と重要なのです。

ポイント3:デッドスペースを活かす

グリーンの基本コーディネイト ポイント3:デッドスペースを活かす

「ここには何も置けないなー」「このスペース無駄だなー」という場所はありませんか? 植物はそういった悩みをうまく解消し、デッドスペースを彩る役割も補ってくれます。今まで見向きもしなかったようなスペースに視線が運ばれ、グッと空間が引き締まるように感じられるでしょう。

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。