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女子の間で静かなブーム 自家製フルーツブランデーを楽しもう

Vol.43 / 2015, 05

フルーツが安く出回る季節、自家製フルーツブランデーに挑戦してみませんか? 好みのフルーツを1~ 3日漬け込むだけでできあがるので、ホワイトリカーを使った果実酒よりも手軽で、少量ずついろいろ作れるのが魅力。炭酸割りなどのドリンクの他にも、料理に隠し味的に使うとコクが増します。今回はフルーツブランデーのブームの仕掛け人(株)サントリーにご協力いただいて、フルーツブランデーの魅力を紹介します。

SUNWOOD CLUB MAIL MAGAZINE Vol.43

■ そもそもブランデーってどんなお酒?

白ぶどうを発酵させてから蒸留し、樽に寝かせてつくるお酒です。オランダの貿易商が「ブランデヴァイン(焼いた→蒸留したワイン)」と呼び、それが英国圏にわたってブランデーという言葉の語源となりました。国や地方によっても製法に若干の違いはあり、ワインの絞りかすから作るイタリアの「グラッパ」やフランスの「マール」も広義のブランデーといえます。
どちらもぶどうを原料とするため、世界のワインの産地とブランデーの産地は基本的に一致しています。現在ではぶどうの他にも多くのフルーツからブランデーがつくられ、多様化しています。りんご(アップルブランデー)やサクランボ(キルシュワッサー)もブランデーの一種です。
日本では、1935年にサントリーがブランデーの蒸溜を開始し、1938年に「ヘルメスブランデー」という名で発売しました。1962年にヘルメスブランデーVSOPとして発売された、現在のサントリーブランデーVSOPは、日本を代表する高品質ブランデーとなっています。

※ VSOPとは...とても(Very)優れた(Superior)古い(Old)澄んだ(Pale)の略

フルーツブランデーの作り方

果実由来の華やかで優美な香りが、ブランデーの魅力。もともとフルーツと相性が良いので、好きなフルーツをブランデーに1日漬け込めばできあがる「即席果実酒」を楽しんでみては。特にマスカット原酒を含んでいる「サントリーV.O」は、フレッシュなフルーツの香りと味を引き出し、値段も手頃なのでおすすめです。

基本の楽しみかた

① お好みのフルーツを、皮をきれいに洗って種を除き、果肉をカット。

※ オレンジやレモン、グレープフルーツの場合白い部分は苦みが出るので取り除くことがポイント

② 果肉の部分だけを漬け込み瓶に入れてブランデーV.Oを注ぎます。
※ 必ずパッキンの付いたガラス製の瓶を使いましょう。

③ 飲み頃はフルーツによって多少変わりますが、フルーツは1週間以内に取り除きましょう。フルーツの成分がブランデーに溶けきるのが約1週間、その後は逆に果肉がブランデーの旨みを吸ってしまうので、長く漬けるほどおいしくなるというわけではありません。

④ 飲み終わるまでは密封保存のまま、直射日光のあたらない涼しい所で保管しましょう

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。