ココジカ

サンウッドより、暮らしを豊かにするウェブマガジンをお届けします。

Produced bySunwood

食で味わう映画の世界 クレーム・ブリュレ『アメリ』より

Vol.18 / 2013, 04

レトロな色彩感覚とアートなストーリー展開で、私たちに「パリ」を感じさせてくれる映画『アメリ』。そして、『アメリ』を代表するものと言えば「クレーム・ブリュレ」。作中ではアメリの好きなものとして登場します。身近な材料で簡単に作れる「クレーム・ブリュレ」のレシピを紹介します。

SUNWOOD CLUB MAIL MAGAZINE Vol.18

『アメリ』は、人付き合いがちょっと苦手、でも好奇心旺盛なアメリが自分の周りの人たちを小さな悪戯で少しだけ幸せにしていくというラブコメディーです。

オドレイ・トトゥ演じるアメリがクレーム・ブリュレのカラメルを割るシーンはほんの数分ですが、アメリの表情がとてもチャーミングで印象に残ります。

『アメリ』公開後、「クレーム・ブリュレ」は日本でも一気にブームとなりました。クレーム・ブリュレの特徴である固いカラメルをアメリのようにスプーンの背でパリンと割るのも楽しく、以来やみつきになる女性が続出しました。

表面はほろ苦くカリカリ、中はとろとろ。生クリームをたっぷり使ったなめらかな食感は口に入れるとするりと溶けます。パリパリのカラメルの食感と苦みとのハーモニーも絶妙です。料理用バーナーで香ばしいカラメルを作ればプロ気分ですが、ご家庭の魚焼きグリルでも位置を変えながらパリパリで香ばしいカラメルを作ることができます。
身近な材料で意外と簡単に作ることができますので、ぜひお試しください。

※アレルギーを起こす可能性のある原材料が含まれているため、 調理の際はご注意ください。

レシピ「クレーム・ブリュレ」

7センチのココット型 5個分
調理時間  30分 (冷蔵時間除く)

[材料]

卵黄
3個
グラニュー糖
大さじ2
生クリーム
200cc
牛乳
50cc
バニラビーンズ(さや)
1/2本
焦げ目用グラニュー糖
適宜
材料

[作り方]

1.ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜる。

1. ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで混ぜる。

2.牛乳、生クリーム、しごいたバニラビーンズの中身を小鍋に入れ、50℃くらいに温め、①のボウルに少しずつ加え混ぜる。

2. 牛乳、生クリーム、しごいたバニラビーンズの中身を小鍋に入れる。
50℃くらいに温めたら、1のボウルに少しずつ加え混ぜる。

3.生地をザルで濾し、ココット型に入れ天板に並べる。

3. 生地をザルで濾し、ココット型に入れ天板に並べる。

4.天板に1センチほどお湯を張って、160℃のオーブンで40分蒸し焼きにする。

4. 天板に1センチほどお湯を張って、160℃のオーブンで40分蒸し焼きにする。

5.焼き上がったらあら熱をとり、冷蔵庫で2時間ほど冷やす。よく冷えたら生地の表面にグラニュー糖を薄く均一に広げる。

5. 焼き上がったらあら熱をとり、冷蔵庫で2時間ほど冷やす。
よく冷えたら生地の表面にグラニュー糖を薄く均一に広げる。

6.クッキングバーナーで表面に焼き色をつける。バーナーがなくても、ガスレンジのグリルで代用できる。中強火でまめに位置を変えながら焼いて、焦げ目をつける。

6.クッキングバーナーで表面に焼き色をつける。
バーナーがなくても、ガスレンジのグリルで代用できる。
中強火でまめに位置を変えながら焼いて、焦げ目をつける。

クレーム・ブリュレ完成

DVD情報

『Blu-ray アメリ』
・発売日:発売中
・発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
・価格:¥2,500(税込)
(C)2001 UGC IMAGES-TAPIOCA FILM-FRANCE 3 CINEMA-MMC INDEPENDENT-TOUS DROITS RESERVES.

Staff & Cast

監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ
   マチュー・カソヴィッツ
   ヨランド・モロー 他

最後の恋 最初の愛

Introduction

日本でも大ヒットを記録したフランス映画『アメリ』。人付き合いがちょっと苦手、でも好奇心旺盛な女性アメリと、他人の証明写真を収集する趣味を持つニノという青年のキュートな恋を描いたラブコメディー。主人公のアメリ役を『ダ・ヴィンチ・コード』のオドレイ・トトゥ、アメリが恋をするニノ役を『エージェント・マロリー』のマチュー・カソヴィッツが演じている。監督は『エイリアン4』など、独特の世界観を持つジャン=ピエール・ジュネ。2001年のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭ではグランプリを受賞した。

Story

幼い頃から空想の世界で遊ぶのが好きだった22歳のアメリ(オドレイ・トトゥ)は、古いアパートで暮らしながらモンマルトルのカフェで働いている。不器用な彼女が好きな事はクレーム・ブリュレのカラメルをスプーンで割る、パリを散歩しサン・マルタン運河で石を投げ水切りをする、この瞬間にパリで何人がすれ違ったか空想すること。そんなある日、アメリはスピード写真のボックス下に捨てられた他人の証明写真を収集する趣味を持つニノ(マチュー・カソヴィッツ)のアルバムを拾う。ニノのことが気になるアメリだったが、内気な彼女は恋に真正面から向き合うことができず...。

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。