ココジカ

サンウッドより、暮らしを豊かにするウェブマガジンをお届けします。

Produced bySunwood

経堂で見つけた世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス東京」

Vol.50 / 2015, 12

パクチーハウス東京を経堂にオープン

会社員として、パクチー狂会などの活動をしている中で、佐谷さんは独立起業を目指すようになりました。事業アイデアの一つとして、パクチーを通じて人とのコミュニケーションを図れるのではないかと考えて、「パクチー料理専門店」をオープンしてみようと思い立ちました。相談する人の多くは、「パクチー料理専門店なんて無理。」「飲食業のいの字も知らない人が最初にするべきお店ではない。」などと否定的でしたが、佐谷さんが目指していたお店は、パクチーのお店を100店舗に増やすことを目指しているわけではなく、小規模でも海外のゲストハウスのロビーのように知らない人同士でもコミュニケーションが図れる場になる楽しいお店にしたいと考えました。この目的を果たすため、柱がない店内全体を見渡せるお店を探し求めた結果、地縁もある経堂の地を創業の地に選びました。このポリシーは現在も受け継がれており、店内は仕切りのないオープンスタイルで、お客さま同士が仲良くコミュニケーションを図れるスタイルを貫いています。
パクチーハウスオープン後は、佐谷さんの多くの友人が日本中のみならず世界中(遠くはイタリア、メキシコ、オーストラリアなど)から訪れ、大繁盛店となりました。

 
パクチーハウス東京
         

パクチーハウス東京のおすすめメニュー

パクチーと聞くと葉っぱをイメージしがちですが、実際には葉だけではなく茎や花、種等すべてを楽しむことができる食材です。左の写真は、パクチーのキムチ「キムパク」です。パクチーの根から茎、葉までパクチーをまるまる楽しめるキムチです。ハサミで部位ごとに切って楽しむことができる一品です。
右の写真は、パクチーの天ぷら「パク天」です。葉の部分を天ぷらにした一品で、パクチーの独特の香りが少なくまるで春菊の天ぷらのようでした。パクチーを初めて食べる方やこれから好きになる方にオススメの一品です。

パクチーのキムチ「キムパク」
パクチーの天ぷら「パク天」

追パクしたくなるメニュー

左の写真は、パクチーとゆで豚「パクパクピッグ パクパクポーク ビックパクパクパクポーク」というユニークな名前の一品です。ゆで豚の濃厚な脂とパクチーのハーモニーが実に美味しいです。
右の写真は、当店の名物料理でもあるパクチーと炒めたラム肉「ヤンパク」です。ヤンパクのヤンは中国語で羊のことですが、パクチーとラム肉との相性は抜群でパクチーが進む料理です。これからパクチーが好きになる方にオススメです。
これを食べているとついつい「追(つい)パク」(=パクチーのおかわり)をしたくなります。「追パク」するときは大きな声で伝えてください。声の大きさで量が変わります。パクチーハウス東京では、「追パク」が無料でできますのでさらにパクチーにはまってしまいます。

 
パクチーとゆで豚「パクパクピッグ パクパクポーク ビックパクパクパクポーク」というユニークな名前の一品
パクチーと炒めたラム肉「ヤンパク」

パクチーハウス東京オススメカクテル

パクチーハウスは飲み物にもこだわります。世界中のビールが取り揃えられているだけなく、飲み物の大半にパクチーが入っています。パクチー入りのカクテルを「パクテル」と呼んでいます。左の写真は、パクテルのひとつ「パクチーもヒートアップ!」です。モヒートのミントの代わりにパクチーの葉が入っており、パクチー好きにはたまらない大人気のカクテルです。
真ん中の写真は、パクテルの「パクテキサンライズ」と「パクテキサンセット」です。パクチーは見えないのですが、パクチーの香りがするお酒です。奥に見えているのは、パクチーが入っていない「クーバリブレ パクチーフリー」です。この他にもパクチーを使用したカクテル「パクテル」が用意されていますので好みの味を探してみてください。
右の写真は、アルコール入りにもできる「自家製ビネガードリンク」です。
お伺いした時は、マンゴー、キュウイ、イチゴ、ブルーベリー入りのビネガーとテキーラなどのお酒を混ぜて作ります。ビネガーには、パクチーの種が入っており、種は山椒のような味がしていました。

  
パクチーもヒートアップ!
「パクテキサンライズ」と「パクテキサンセット」
自家製ビネガードリンク

パクチーが入ったお酒も豊富ですが、ビールの種類も豊富で世界中のビールを飲むことができます。世界中を旅するのが大好きという佐谷さんが世界中で飲んだものを中心に取り揃えたビールは、飲んでいると世界中を旅している気分になってきます。ここで一緒に食べていただきたいのがパクチーの種です。ビールを飲んでいるとなぜか種に手が伸びてしまいビールが進みます。メニューにはないのですが「追パク」ならぬ「追パク種」をお願いしてビールのお供にいかがでしょうか。

   
世界のビール
追パク種

この他にもパクチーを練り込んだパクチーハウス東京オリジナル麺を使用した「パクソースのパスタ」やパクチーの花の蜂蜜をかけた「パク塩アイス 甘パクソース」、「パクチーシャーベット」も用意されています。  

パクソースのパスタ
パクチーの花の蜂蜜をかけた「パク塩アイス 甘パクソース」、「パクチーシャーベット」

パクチーづくしの料理はパクチー好きを満足させるだけでなく、私のようなパクチー初心者でも十分に楽しむことができました。
パクチー好きのあなた。これは是非一度訪れないといけないですね!

店舗情報店舗情報

パクチーハウス東京

【住所】
東京都世田谷区経堂1-25-18 2F

【ホームページ】
http://paxihouse.com/

【営業時間】
Party Time (毎日)18:00-23:00(LOは22:00)
ランチタイムは営業しておりません。
※大変混雑しますので、お店へ行く際はご予約をお勧めします。

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。