vol. 2

サンウッド広尾

所在地
東京都渋谷区広尾
総戸数
54戸
竣工
2020年6月
サンウッド広尾

既存建物

昨今、マンションのリノベーションで人気のあるタイルの一つがレトロエイジタイルです。
サンウッド広尾の敷地に建っていた昭和41年築のベルナハイツは、今ではレトロエイジタイルと呼ばれるタイルが貼り込まれた重厚感のある建物でした。
広尾散歩通りにある昭和の雰囲気を感じさせる廣尾湯も色違いにはなりますが門構えをレトロエイジタイルで化粧しており、この辺りの街並みを創り出していたことが伺えます。

サンウッド広尾

エントランス

以下の写真はベルナハイツのA棟エントランスです。
床材やガラス扉の桟のデザイン、受付からエレベーター横の灰皿までもレトロ感があります。
もし、ここが店舗であればカフェや雑貨屋さん、観葉植物のお店など、この雰囲気を踏襲したまま内装を計画したくなります。

サンウッド広尾

バルコニー

バルコニーの形は現代ではなかなか計画することのない形状でとても凝っています。
外観が単調にならず、マンションの特徴となっています。

サンウッド広尾

完成から54年を経て味わいのあるベルナハイツを惜しみつつも取り壊し、サンウッド広尾がこの土地に2020年6月に竣工します。
ベルナハイツと同様に街の景観となり長く愛され続けるマンションとなることを願っています。

インタビュー
株式会社サンウッド
デザイン室
株式会社サンウッド
デザイン室
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