ココジカ

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グランピングでラグジュアリーなアウトドアを楽しむ

Vol.81 / 2018, 07

Part 2
星空が美しいテント村
子どもと遊べるフィールドアスレチック付きの
「ツインリンクもてぎ 森と星空のヴィレッジ」(栃木県茂木町)

次に足を運んだのは、おそらく日本で最大資本によるグランピング場といえる、ホンダグループのツインリンクもてぎが運営する「森と星空のヴィレッジ」です。

ツインリンクもてぎは、国内外の二輪と四輪のロードレースの開催地として、モータースポーツ好きには知られたスポット。そのスケールの大きさは日本離れしています。

ツインリンクもてぎの総敷地面積は東京ドーム137個分と、民間企業最大の開発規模
ツインリンクもてぎの総敷地面積は東京ドーム137個分と、民間企業最大の開発規模
全長4.8kmの国際レーシングコースで、親子でカートも楽しめる
全長4.8kmの国際レーシングコースで、親子でカートも楽しめる

しかし、レース開催日以外は日中も静かで、夜になれば街の灯りがなく、満天の星空が広がるアウトドア・リゾートに変身。サーキットの北側の高台に、ホテルと「森と星空のキャンプヴィレッジ」が広がっています。

スタイリッシュなテントが並ぶグランピングサイト
スタイリッシュなテントが並ぶグランピングサイト
タープを張ったBBQテラスのあるテントが広場に点在
タープを張ったBBQテラスのあるテントが広場に点在

自分たちでテントを持参する通常のキャンプ場もありますが、いま人気があるのは優雅なコットンテントに泊まれる定員4名の「グランピングサイト」と定員6名の「グランピングワイド」。いずれも、電気製品が使えるテントなので、夏は扇風機、冬は電気カーペット付きのベッドの上で眠れます。

また、夕食はテントの隣で屋外バーベキュー、朝食は隣接するホテルのレストランでバイキングと、ホテル泊とテント泊のいいとこどりができ、アウトドア初心者にも子ども連れにも安心なのが人気です。

朝はホテル内で朝食、ホテル併設の温泉「のぞみの湯」も使えて気分もさっぱり
朝はホテル内で朝食、ホテル併設の温泉「のぞみの湯」も使えて気分もさっぱり

さらに高台に位置する森の中には、1組定員6名だけのスペシャルな空間「グランピング・ワイド 森のテラス」があります。2018年4月に誕生したばかりで、プライベートデッキで天体望遠鏡を使った星空鑑賞が楽しめたり、ホテルシェフが目の前で焼き上げる最上級BBQコースのプランが設けられています。

「グランピング・ワイド森のテラス」はデッキもさらに広く、1組だけのプライベートな空間です
「グランピング・ワイド森のテラス」はデッキもさらに広く、1組だけのプライベートな空間です
1日一組だけ、ホテルシェフが目の前で調理してくれるスペシャルプラン「グランピング・ワイドプレミアム」は、夏休みの土日はすでに予約終了です
1日一組だけ、ホテルシェフが目の前で調理してくれるスペシャルプラン「グランピング・ワイドプレミアム」は、夏休みの土日はすでに予約終了です
テントの中はソファやベッドが完備した快適な空間
テントの中はソファやベッドが完備した快適な空間

ホンダグループが運営するだけあって、自然や重力を利用したフィールド系のアトラクションも充実。子どもたちが喜ぶ冒険の森「ハローウッズ」や、森から飛び出して高低差20mの空中散歩を楽しめる「メガジップラインつばさ」など、ここでしかできないスケールの大きな遊びができ、ファミリー・グランパーにオススメです。

また、歴代のホンダカーを展示したミュージアム「ホンダコレクションホーム」も見応えがあります。

日本最大級!往復561mの「メガジップラインつばさ」
日本最大級!往復561mの「メガジップラインつばさ」

InformationInformation

HONDAツインリンクもてぎ「森と星空のキャンプヴィレッジ」
所 在 地:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
チェックイン:15:00
チェックアウト:翌10:00
定休日/毎週火曜日
アクセス/【クルマ】常磐自動車道水戸ICから約40分。北関東自動車道真岡ICから約50分
【電車】JR宇都宮駅からバスで約90分、ツインリンクもてぎ下車
URL:http://www.twinring.jp/f-glamping/

料金:
グランピング・ワイド 森のテラス「スペシャルBBQ」付プラン ファミリー1組(大人2人+子ども2人)の例/平日72,940円~トップシーズン85,940円

※宿泊日および大人・小学生・幼児の人数により料金が異なりますのでお問い合わせください。

取材を終えて

「グランピング」という言葉は、グラマラス+キャンピングを併せた造語だそうです。初めて聞いたときは海外では通じない和製英語かなと思ったのですが、英国で先に広まっていたようです。そもそも起源は19世紀、アフリカやインドでサファリを楽しんだヨーロッパ貴族のレジャーにありました。日常生活があまりに自然から離れてしまった現代の私たちも、貴族たちのような特別なアウトドアレジャーを求めはじめているのかもしれませんね。自然を壊さず、溶け込みながら、都市にいるのと変わらない快適サービスを享受する、「グランピング」は、新しくも懐かしいリゾートのかたちだと感じました。

※掲載の情報は発行月時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。