大森貝塚を学ぶ

先日、大田区の大森付近を散策していると変わった石碑を発見しました。

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石碑には「大森貝塚」・・と書かれています。。

貝塚は縄文時代に暮らした人々が貝殻や魚の骨などの食料や石器を投棄したものが積み重なってできた堆積層(貝層)で、住居のそばに形成されることから、しばしば古代人の生活ぶりを知る大きな手がかりとなってきました。

この「大森貝塚」もそのひとつ。
1877年に横浜に上陸したアメリカ人動物学者エドワード・S・モースが横浜から新橋へ移動する途中に列車の窓から貝殻を積み重なっている崖を発見したのがきっかけで、日本で初めて学術的な調査が行われたといわれています。
貝殻や土器、土偶、石斧、鹿・鯨の骨片などが出土され、日本考古学上最初の遺跡と認められました。

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ですが、当時モースが論文に発掘場所の詳細を書かなかったために、当初の発掘地点には品川区説・大田区説の2つが存在し、品川区にも同様の「大森貝塚碑」が建てられています。
結果的に1984年に複数の調査により品川区説であることが判明しましたが、両者わずかに300メートル程度の距離であるにもかかわらず、決着まで100年もかかりました。

大森貝塚碑から歩いて4分程度の場所には「大森貝塚遺跡庭園」があり、中には件の品川区説を強調したもう一つの石碑、モースの銅像や貝層の標本があり、貝塚について学習できるようになっています。

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こちらが貝塚標本。
貝殻が堆積した様子を実際に見ることができます。

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大森貝塚遺跡庭園は、発見者のモース生誕の地であるアメリカ合衆国メイン州ポートランド市との姉妹都市提携の締結を記念して、1985年に開園しました。
庭園内の観覧は無料です。
古代の人々の暮らしに思いを馳せながら一帯を散策するのも一興です。

【国指定史跡 大森貝塚遺跡庭園】
所在地
 東京都品川区大井6-21-6
 ※JR京浜東北線「大森」駅徒歩5分

開園時間
 9時から17時(冬季は16時、夏季は18時まで)

URL
 大森貝塚遺跡庭園

【大森貝塚】
所在地
 東京都大田区山王1-3
 ※JR京浜東北線「大森」駅徒歩3分


【ガーデンテラス西馬込のHPはこちら】
都営浅草線 始発駅「西馬込」駅徒歩8分。
陽当たり・眺望に恵まれたヒルトップでの暮らし。

※掲載の画像は2018年4月撮影。

※掲載の徒歩分数は分速80mとして算出しており、端数を切り上げてあります。
※掲載の情報は記事の掲載時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。