日暮の里に住まう(谷中霊園・散策編2-完結)

徳川慶喜の墓前にお参りするため、日暮里 谷中霊園にやって来た私は、管理人さんから慶喜の墓にまつわるエピソードを教えていただきました。

さらに、慶喜とゆかりのある人物も多く眠っていると聞き、霊園内を案内していただくことになりました。

<勝精編>
鉄格子の扉で守られた徳川慶喜の墓から歩いて、1分足らず。
またも「古墳」形状の墓を見つけました。

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管理人さん曰く、「これは、勝(かつ)家の墓だ」とのこと。
勝家と聞くと、真っ先に江戸城の無血開城を成し遂げた勝海舟を思い浮かべますが、勝海舟の墓はかつて別邸 洗足軒のあった大田区の洗足池公園にあるそう。
この墓には、勝海舟の息子夫婦である精(くわし)とその妻、伊代子が埋葬されているのだとか。
実は海舟と精の間に血の繋がりはありません。海舟の嫡男である小鹿(ころく)が亡くなって、男子の跡取りがいなくなったため、養子に迎えて娘の伊代子と結婚させたといいます。

驚くことに、精の旧姓は「徳川」...。なんと、勝海舟はかつての主君だった徳川慶喜に養子縁組を申し込んだのです。親の取り決めた結婚でしたが、夫婦は一男五女に恵まれました。


<渋沢栄一編>
第一国立銀行(現・みずほ銀行)の設立、「日本資本主義の父」として知られる渋沢栄一も、谷中霊園に眠っています。

こちらが、渋沢家の墓地です。

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谷中霊園には徳川慶喜をはじめとした将軍付の幕臣の墓がいたるところにありますが、それらと比類のない立派なお墓です。

渋沢栄一が眠っているのがこちら。

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管理人さん曰く「主君である徳川慶喜の正面を向くようにして墓石が建てられた」のだとか。

谷中霊園には他にも政治家や文化人など大勢の著名人が眠っているそうです。
貴重なお話を聞かせていただいた管理人さんに丁重にお礼をして、ひとまず今回の散策は終了となります。

昔から、ご先祖様の墓参りをすると運気が良くなると言われますが、 名だたる偉人が眠る都心の墓地は、まさに気がみなぎる最強のパワースポットです。
管理人さんに、あなたみたいな人を「墓マイラ―」なんていうんでしょ、と言われてしまったくらい、近年では偉人の墓参りをする人が増加していると聞きます。
先人に敬意を払ってお参りすることで、迷いが晴れたり新しい発見を得られることもあるかもしれません。


勝海舟について知りたい方はこちら ※過去 ブログ記事
誕生?青年期の勝海舟30代から晩年の勝海舟


【谷中霊園】
 住所:東京都台東区谷中7-5-24
 ※JR・京成線「日暮里」駅より徒歩6分



≪「西日暮里フラッツ」のHPはこちら≫
東京メトロ千代田線「西日暮里」駅徒歩5分。JR線「西日暮里」駅徒歩6分。
※掲載の画像は、2017年5月撮影。

※掲載の徒歩分数は分速80mとして算出しており、端数を切り上げてあります。
※掲載の情報は記事の掲載時点の情報であり、現在とは異なる可能性があります。